WANDERING IN DOWN UNDER

moonwatcher's dialy

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ヴァラナシ歯ブラシ騙されやすし

8/3(tue)
Dharamsala - Amritsar


真夜中の3時半に起床。
霧雨。

昨日、森野さん夫妻が早朝タクシーを予約していたのでそれに同乗しようと、
朝4時に待ち合わせ場所に行ったけどさっぱり現れず。
案の定、運転手にすっぽかされたようだ。
宿から待ち合わせ場所まで歩いてきた森野さん達が激高している。
運良く流しの運転手を捕まえたが、その流しの運転手に対して捲くし立てている。
とばっちりを受けた運転手の言い分は、
「タクシーは予約しない方がいい」
さすが、インド。
少々見くびっていたようだ。

朝5時、バスセンターから一般のバスを使って、
アムリトサルへと向かう。
隣のイタリア人のベラとお喋り。
「インドは4回目だけど、さっぱり分からないわ」
だって。
ヨーロッパで1、2位を争う混沌っぷりのイタリアでさえも、
インドには適わない。

道中問題も無く、11時前にアムリトサルに到着。
すげー暑い。
40度ぐらいあるんじゃない。
涼しいところから来た身には応える。

タクシー、リキシャー類を全て振り払って、
シーク教の総本山、黄金寺院(Golden Temple)まで歩いて向かう。
ここには無料の宿泊施設があるも既に満杯。
なんてこったい。
係りの人とのやりとりを見ていた関西人風の日本人のおっちゃんに、
何故か怒られる。
「日本人はもっと日本人と海外でよく話せぇ、がっつり行け、かっつり」
なんて事を言われて、どっかに行ってしまったが、
すいません、関東人はソースより醤油を好むもんで。

歩き回って、近くにホテルを見つけた後、黄金寺院に潜入。
まずは土足厳禁なので、靴を係りの人に渡すが、
その渡し場が自分より一段低い位置に係りの人が受け取るような仕組みになっている。
そしていざ本殿へ。
いやー、びっくり。
なかなか素敵。
きんぴかだけど、全然嫌らしくない。
長い長い境内を2周もしてしまった。

その後、バカ国境じゃなく、ヴァーガー・ボーダーへと向かう。
ここは、インドとパキスタンの国境だが、
毎日夕暮れ、国旗を降ろすのがイベントと化している。
インド軍人、パキスタン軍人が形式ばった動きで儀式を行うのだが、
これが見ものなのだ。


0803-1.jpg



炎天下の中1時間半ほど待つのだが、
インド側はほとんどお祭りとなっている。
インド国旗を振り回して走り回ったり、
爆音のミュージックを背後に女性が踊りだしたりと。
そしてメインイベント。
兵士による国旗を降ろすセレモニーが始まる。
まるでモンティー・パイソンの"silly walk"のような動きだが、
彼らは本物の軍人で、本気でやっているので凄い。
そして、
「ヒンズスタン、ジンダーワー (Indian, never die)」
の掛け声でスタンドが一斉に盛り上がる。
これ、かなり面白いわ。
アムリトサルまできたら一見の価値あり。
ただし、非常に暑いので飲み物必須。
(というわけでこのヴァガー・ボーダー、youtubeで確認してみましょう)

帰りのタクシー、インド人6人を日本人1人で
相手をしないといけなかったので大変だった。
それもタクシーはスズキの軽バン。



0803-2.jpg
Golden Temple, Amritsar, PUNJAB



8/4(wed)
Amritsar - Varanasi


午前、黄金寺院の横にある鉄道チケットセンターに行く。
列に並んでいると、何人ものインド人に横入りされた。
腹が立ったので思わず目の前に横入りしてきたインド人とケンカ。
列は並ぶものだと小学校で習わんのか。
20分後、ようやく自分の番に。
もうそろそろインド東部に行かなければならないので、そんなチケットある?
と、聞いてみたところ、あるじゃん。
なんとアムリトサル発、ヴァラナシ(Varanasi)経由コルカタ(Kolkata)行きというすごい列車が。
コルカタまでは車中二泊というのも、なんとなくインドの凄さを感じる。
それも本日発の列車のチケットもあるとのこと。
相手が分かってくれないので何度も大声を張り上げながら切符をゲット。
嬉しい。
やったぜ。
なので、デリーもジャイプル(Jaipur)もアーグラー(Agra)にも行ってあげない!
アウランガーバード(Aurangabad)行きのチケットを8月18日まで取れなかった森野夫妻、
申し訳ない。


0804-1.jpg


黄金寺院で、フランスでは発ガン作用により発禁となった噂のあるリムカをがぶ飲みした後、
森野夫妻とただ飯を食いに行く。
ここ、黄金寺院では来場者なら誰でも無料で食事が振舞われている。
まあインド定番のタリーなのだが、これがけっこう美味しい。
アムリトサルに来てから、見た目は厳ついがスィク教徒の太っ腹ぶりにはかなり好印象を持った。
他宗教や外人に対しても分け隔てなく、無料で宿泊施設、食事等を提供してくれるなんて、
なかなか素敵な宗教だ。

森野夫妻とはここアムリトサルでお別れ。
宿で感動のお別れをして駅に向かう。
リキシャーの親父が、もっとチップをくれないかとほざくが、
別に気分も悪くなかったのでコインで決めることに。
負けた。多めにチップを払ってあげる。

18時15分発の列車なので、大分余裕を持って16時に駅に到着したら、
21時まで出発しないでやんの。
案の定、遅れた説明は一切なし。


0804-2.jpg
Amritsar Station, Amritsar, PUNJAB



8/5(thr)
Amritsar - Varanasi


9時ごろ起きる。
外は雨。

寝台の給仕係と仲良くなる。
ガムを上げたり、タバコの葉っぱ(これまた苦い)みたいなのをもらったりしていたが、
ふと地球の歩き方を渡したら、
同僚に文句を言われながらも30分以上熟読。
何を熱心に見ていたのだろう?


0805-1.jpg


潜りの弁当売り販売に騙されて、40ルピーで昼飯を購入。
ビニール袋に入ったえらい代物のターリを渡される。
どうしよう、と思ったが食ってしまった。
今日まで、奇跡的にインドに入ってから体調が絶好調であったが、
これで腹を下さなかったら、自分も本物かもしれない。

22時、ヴァラナシ(Varanasi)に到着。
駅のプラットホームからオート・リキシャーの兄ちゃんが着いてくる。
20ルピーでどうか、と言われるも無視。
駅の外まで出たら、なら10ルピーでどうだ、と言われる。
安すぎるのでもっと怪しくなり更にシカト。
最後には今日は誰も乗せてないので、お前が初めなんだよ~、と泣き脅しになる。
ちょっと笑ってしまったので、ここでリングに乗ってあげた。
リキシャーの兄ちゃん、約500メートルの攻防を制する。
ちょっとでも変な動きをしたら、すぐにでも降りるつもりだったが、
すんなりとホテルに行ってくれた。
途中、おろしたての新車のリキシャーをいきなりぶつけられたりしたけれど。
ところでインド人、"Listen!"とか"Look!"とか、お客さんに対して命令形で話しかけるな。



0805-2.jpg
世界の車窓から インド、アムリトサル-ヴァラナシ編



8/6(fri)
Varanasi day2


宿のオーナーが色々と案内してあげるよ、と行ってくる。
昨日、この宿に泊まる時色々と親切にしてくれたので、
信用して彼の提案に乗ることに。
大学に連れて行ってくれたり、シルクの機織を見せてくれたりしてくれる。


0806-1.jpg


午後、念願のガンジス川の畔へ。
雨季で水量がかなり多め。
ガンジス川のファースト・インプレッション、汚い。
まっ茶色。
日本人だったら沖縄の海で沐浴する方がよっぽど感動するんじゃないかと思う。
また聖なるガンジス川へ、尚且つここはヴァラナシだというのに、
至る所で生活排水を川へ垂れ流しにしているという感覚は、あまりよく理解できない。
この辺のことについてはインド人はどう思っているのだろう?

その後、火葬場で亡くなった方の骸を火葬している現場に立ち会う。
犬がその周りをうろついているのが印象的である。


0806-2.jpg


夕方から、ボートを借りる。
水上から眺めるヴァラナシの風景もまたいい。
ダシャーシュクメード・ガートでなんかのイベントを見るも
動きがゆったりで、まあこんなものかという感じ。
人でいっぱいだったので、ちょっと人酔いしたし。
そして気持ちよく帰ろうとしたところ、乗った波止場に戻ったところで今回のインド旅行で最大の事件が発生。
漕ぎ手の先頭にぼられる。
2時間半のボートチャーターで2000ルピー払えと。
ありえないだろう。
思わず相手に、"fuck off!!"と言ってしまった。
10分ぐらい言い争いをしていたら人も寄ってきたが、
どうやらこの辺の人間全てグルみたいだ。
相手側の方を肩を持つ。
痛恨、ボートに乗ってしまったことで既に負けだった。
非常にムカつく、忌々しい。

挙句の果てに、宿のオーナーが昼の案内代をせびってきた。
それも1000ルピー寄こせとか抜かす。
もう本当に怒る前に呆れてしまって、
階段にへたりこみ盛大な溜息をついてうな垂れてしまった。
なんとそうしたら、挙句の果てに逆に彼が慰めてくる。
お前ら、ガンジス川が氾濫して溺死してしまえ!!
なんなんだ、こいつらは!

レーとかマナーリーを先に訪れたせいで、心のどこかで慢心してしまったのか。
デリーで会ったインド人に言われた、
「インド人には気をつけろ」という言葉が骨身に染み入る。
ここには5日間ぐらいいようかと考えていたが、
この一件で一刻でもすぐにこの地を離れようと決心。
罪深しヴァラナシ、きっと人生でワーストの町になると思う。
今のところ、間違いなし。



0806-3.jpg
Kedar Ghat, Varanasi, UTTAR PRADESH





8/7(sat)
Varanasi - Kolkata



宿のオーナーとは一言も口を利かずにチェックアウト。
とっととヴァラナシ駅の方へ向かう。
外国人専用チケットオフィスに行き、できるだけ早くこの町を離れたいと言うと、
夕方にコルカタ行きの寝台列車があるという。
有無を言わさず購入。

17時まで暇だったので、ガンジス川の畔でチャイでも飲もうと思い、
リキシャーに乗って、町の中心ゴードウリアー(Godowlia)へ。


0807-1.jpg



ラダックでは可愛かった子供も、
ヴァラナシ辺りまで来るとクソガキが多い。
が、ガンガーのほとりをトボトボと歩いていたら、
日本語を喋ってくる少年が寄ってくる。
最初はシカトしていたのだが、
あまりにも少年の日本語がうまかったので、
ちょっとだけ相手をしてあげることに。
そうすると、グリーンの歌は歌いだすわ、
長沢まさみが好みとか、
セーラームーンはちょっと子供っぽいよねー。
とか言いいだすわ、何じゃ、お主は!
聞けば、お兄さんの奥さんが日本人で、
彼女から見よう見まねで習ったとのこと。
彼の名前はトリシュール君。
シルクショップの店員。
彼に、昨日ボートでぼられたんだよねー、と言ったら、
「ヴァラナシ歯ブラシ騙されやすし」
とか言ってニコニコしてくる。
思わず笑ってしまった。
「ヴァラナシはインドでも難しい町だから、勉強代とでも思ってよ」
と、文字通りの言葉を日本語で彼から言われてしまって、
なんだかなー、でも少しは心が収まったかな。
その後、シルク生地の本物か偽物かの真偽、
ヴァラナシでの心構えなどを色々と教えてもらった。
それにしても、ほぼ独学でここまで日本語を覚えるなんてすげーよ。
この少年と出会った価値は大きかった。
頭の回転の良さが半端無い。
久々に見た、きっと大人になったら大成するであろう、ちょっと格の違う明晰な少年だ。
インドの奥の深さを垣間見た気がする。
あまりにも驚嘆したので、そのお店で買い物をしてあげたよ。
本物だとは思うが、買った品がまがい物でもちっとも構わない。
彼に出会えた事で、少しだけ(2mmぐらいだが)ヴァラナシの印象が良くなった。
お店の名前は、モホニー・シルクショップ。
ダシャーシュクメード・ガートの手前にある。


0807-2.jpg



17時発のコルカタ行きの"Hawrah mail"という急行が15分遅れでヴァラナシ駅に到着するも、
電光掲示板とは違うホームに入線し、これまた焦る。
相変わらず鉄道はトラップがいっぱいである。

エアコン無しの三段寝台。
寝台が狭いのは我慢できる。
指定席のはずなのに定員以上に人が乗っているのも慣れた。
でも夜遅くまで車内がうるさいのは全くもってげんなりする。
際限の無いお喋り、いきなり歌いだしたり、そして携帯で大声出したりと、
学級崩壊した小学校の教室ぐらいの騒々しさ。
そしてもちろん人々は全くそんな状況を気にしていない。
インド国鉄深夜0時、コルカタ行きの寝台列車はこんな感じである。



0807-3.jpg
今日はなんかのお祭りか? オレンジ色の服を着た人でいっぱい。
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  1. 2010/08/19(木) 21:35:01|
  2. 旅行記 IND
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

お~

がっ君元気~??
ぼったくられたんだ・・・
インド行ってみたいて思うけど怖いなぁ(´э`)
あたぃ小心者だからなぁ(笑)
でもとってもいい体験してるみたいだね☆
あのキンピカのお寺すごいねっ!
あれはぜひほんまもんを見てみたわ(*^▽^*)
いつ帰ってくるんだったけ??
沢山話聞かせてよ~
てげ楽しみにしちょっかぃさ(o^-')b
  1. URL |
  2. 2010/08/20(金) 22:26:25 |
  3. izumi #-
  4. [ 編集]

>izumi
18日に帰国しました。
元気、元気。
スーパー細菌が怖い、今日この頃。
インド初心者だったら北部より南部にインするのがお勧め。
ムンバイとかチェンナイ等がある南部の方が人は良いので、
ここで人に慣れ、だんたん北上するというのもいいかもね。
また、ゴアとかハンピとか見所もいっぱい。
また、アムリトサルの黄金寺院はかなりいいよ。
デリーとかヴァラナシは本当ムカつく輩が多かった。
心が荒みます。

というわけで暇な時にでも連絡してよ!!
  1. URL |
  2. 2010/08/21(土) 17:49:36 |
  3. moonwatcher #D7EUdaRo
  4. [ 編集]

おつかれさまでした

アムリトサルすげー!
オレもインドで行きたかったところベストスリーの一つ。
他の写真も見せてくださいな。
アグラ、ジャイプルなんていつでもいけるよ。
バラナシは残念でした、
慰めにはならないとおもうけど、
プージャのオプショナルツアー、
H〇Sだとボートじゃなく岸側の座席で一人70ドルもするから
ボートで2.5時間一人で貸切の料金としては
あながちぼられてはいないと思うよ。
ただし月給5000ルピーくらいのインドにしては
日本人はいいお客さんだよね。
今回は回るルート順番をミスったのでは?
一番の見所が最初に来てしまってるからねー。
とにもかくにも、おつかれさま。
また話きかせてもらうよ。
  1. URL |
  2. 2010/08/23(月) 18:26:01 |
  3. proto601 #iV.Jve5.
  4. [ 編集]

>浅野さん
アムリトサルの黄金宮殿、こいつは素晴らしいです。
お勧めです。
それからいくなり、ぜひスィクにどっぷりはまって下さい。
彼らの太っ腹振りはかなりグッドです。

げっ、HIS(名前出しちゃったけど)だと70ドルもするんですか!
高い。
じゃあ、2000ルピーはそんなに高くないのかな。
でも後からインド人に聞いたところによると、
400ルピーぐらいだろ、と言われたのでなんとも。
何はともあれ、金じゃなくてやり方が腹立たしいのです。

逆のルートでも考えたのですが、
ラダックはよく天候不順で出られなくなるんですよね。
なので最後に持っていくのは危険かなと思い最初に行ってしまったですが、
実際逆のルートで行っていたら、まさにあの8月の大洪水に巻き込まれていたわけで。
ルートって、難しいですね。
  1. URL |
  2. 2010/08/23(月) 23:09:07 |
  3. moonwatcher #D7EUdaRo
  4. [ 編集]

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気がついてみたらドロップアウト。
1年4ヶ月間、オーストラリア・ニュージーランド放浪をし、日本へ帰国。
さあ、明日はどこに行こう?

感謝のお便りは:esesplash@hotmail.com

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