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moonwatcher's dialy

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出国の機上で

ここは空の上、機上である。
眼下にタスマン海を見ながらこのラウンドトリップの後書きを書くことにしよう。
今はオーストラリアを出国してから一時間後だ。

qld.jpg


まずはラウンドの後日談。
最後の日記にも書いたが、この旅をずっと共にしてきた相棒のボロ車。
実はMelbourneで売ろうとしたのだ。
あまりにもエンジン・ラジエーターの修理代がかさんでしまったので、
修理工場のピーターが、
「俺が高く売ってあげるから絶対戻ってきて」
と言ってくれたのだ。
彼の心意気を買ってMelbourneに戻ってきたのだが、
「何故これほどまでにドタバタが!」
と思うほどに最低の事が重なり、結局出国までに車を手放す事ができなかった。
この顛末については落ち着き次第、詳細をブログにアップしたい。

nt.jpg


そして3回目のMelbourneで日記は終りとなってしまったが、
本当は実を言うと、Melbourneで車を売った後、
飛行機でGold Coastを目指す予定だったのである。
そして最後は徒歩でオーストラリア大陸を一周しようと考えていたのだが、
この状況のせいで結局Gold Coastに帰ることができなかった。
しかし、SydneyからGold Coast間にそれほど興味が無かったというのもあるが、
自分としてはラウンドの途中から一周する事が目的ではなくなってしまっていたので、
途中で終わってしまったラウンドもそれほど残念とも思ってはいない。
ただ、Gold Coastはやはりオーストラリアでの自分のホームグランドである為、
知人・友人が数多くが今でもそこに住んでいる。
彼等・彼女等に会えなかった事に対しては未練が残った。
戻ってきたら会おうと約束していたにも関わらず会えなかった方々には、
この場を借りて謝りたい。

wa.jpg


昔から海外で生活してみたかった、長期旅行をしてみたかったという思いがあった。
海外で暮らすとはどういうことだろう? とずっと考えていたのだが、
想像はしてみたものの、なかなかピンと来なかったのだ。
習うより慣れろ、ということが自分のスタンス。
じゃあそれを実行に移すと考えた時に、
最も手っ取り早い手段はワーキングホリデーであった。
色々と悩んだ挙句、最終的にオーストラリアへ来る事になってしまったのだが、
じゃあ実際に住んでみてどうかというと、
当たり前の事だが、西洋人も基本的には日本人と同じような生活をしていたのである。
日々の仕事に疲れていたり、家庭に悩んでいたりと。
同じような生活、同じような悩みを抱えていたのだ。
本当に当たり前の事だがその事を知っただけでも目から鱗だった。

sa.jpg


自分にとってのワーキングホリデーを振り返る。
ワーキングホリデーで1年間オーストラリアで過ごした事を
良かったかどうかきちんと判断できるようになるには、
たぶん自分が死ぬ三分前ぐらいではなかろうか。
しかし今現在の気持ちは、来て良かったなと素直に思っている。
人が生きていくのだから、不愉快な事や悲しい事も色々とあったのだけれど、
基本的にはとても楽しかったし、
日本でサラリーマンをやっていたら決して体験できなかったような事を色々とさせてもらった。
キャリアという視点から見ると、自分にとってはこの一年間は明らかにマイナスであったが、
だがしかし、人生という観点から見ると本当に掛け替えの無いものだったと思う。
たぶん自分にとって、このオーストラリアでのワーキングホリデーは、
これから生きていく上でどうしても必要なプロセスだったのであろう。

vic.jpg


でも自分のワーキングホリデーのスタイルは一般的なそれとは違っていた。
大体のワーホリメーカーは働きながら、生活や勉強、または旅をしているのだが、
自分はワーホリの前半はほとんど語学の勉強。後半は旅にと費やした。
2週間のピッキング経験はあるが、本格的に働いたというわけでもないので、
どちらかというと自分のスタイルは旅人のそれに近い。
移動移動の毎日、そして気に入った土地があったらそこに長居して、
というボヘミアンじみた日々。
人生色々、仕事も色々、と誰かが言っていたような気がするが、
まあそれなら、ワーホリも色々なのであろうから、
これはこれでいいのではないだろうかと思っている。

tas.jpg


この国の魅力はどこにあるのだろう?
オーストラリアで真に魅力があるのは都会より田舎や荒野だ。
確かにSydneyやMelbourneは大都会だが、規模はたかが知れている。
語学留学や外国で生活をしてみたいというのは別にすると、
断言する、アーバンライフを楽しみたいのであるのならば、
東京で生活している方がはるかに楽しい。
生まれてから30年以上、東京や横浜で暮らしているのでこれは確かだ。

ではオーストラリアの田舎や荒野に、どこがそんなに魅力があるのか。
まずは自然だが、これは第一級の凄さ、景観を備えていると言っていいだろう。
地球上にこんな所があるのかというほど雄大な自然があったり、
静けさが漂う深い森の中に佇むと、心の底から純真な気持ちになったりと。
こういう経験を何度となくしていると、
悪い意味ではないのだが自分が小さく感じるのだ。
目の前に広がる景色がとんでもない自然なので、
なにか自分の悩み、苦しみがふと軽くなる気がするとでもいうような。
言い換えるとしよう、それは謙虚さを感じさせるような自然と出会えるのである。
日本の自然も綺麗なのだけど、こういう気持ちにはさせてくれなかった。

そして人である。
都会の人も勿論いい人が多いのだけれど、
地方、田舎に行くとこの国の人は本当に優しい人が多いのだ。
どうしてここまで色々とやってくれるのだろうとビックリする事が何回もあった。
北方のアウトバックと呼ばれる荒野の中、
気温40℃近くある炎天下の中で車のボンネットなんか開けていたりすると、
ほぼ確実に通りかかる車が止まってくれて、
「大丈夫か?」とか「車見てあげるよ」と手伝ってくれたり助けてくれたりするのである。
それも皆が惜しげもなく結構な時間を割いてくれて。
これには本当に頭が下がる思いであった。

act.jpg


この国が雄大な自然だけだったとしよう。
するとそれはそれで魅力があるのだが、
多くの旅人が心魅了されるというところまでは行かなかったであろうと思う。
更に必要なものとは何だろう?
それはそこの場所で現地の人と接する、また旅人同士が仲良くなるという、
人との交わりではないだろうか。
現地で誰かと交流することにより、
そこの土地に対して思う気持ちが初めて広がりを見せてくる。
言うなれば、自然が縦軸で人が横軸。
そう、この旅で思ってた以上に重要なウェイトを占めたのはこの横軸である。
人との繋がりの大事さ、それと別れの儚さが思ってた以上に心に沁みたのである。
Uluruの岩がどんなに巨大でも、西オーストラリアの海がどんなに綺麗でも、
そこに人との関わりが無い限り、どれも感動が限定されてしまうであろう。
この人との関わり合いがいかに重要であるのかを知ったのは、
今回の旅で知った貴重な経験の一つ。

nsw.jpg


オーストラリア、人も自然も大好きになってしまった。
来る前以上にこの国が好きになった。
最後に、この国への感謝の気持ちを込めて次のメッセージを送りたい。
"So where the bloody hell are you?" (で、なんでオーストラリアへ来ないの?)

これで今回のオーストラリア旅行記は終了である。
自分の稚拙な文章に付き合ってくれた読者の方々に深くお礼を申し上げたい。
本当にありがとうございました。


13/FEB/2008
Jetstarの機上にて
moonwatcher
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  1. 2008/02/16(土) 14:17:01|
  2. 旅行記 AUS
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
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  1. |
  2. 2008/02/16(土) 18:21:10 |
  3. #
  4. [ 編集]

今は日本?

無事に出国できておめでとう。

ところで、その出国はビザが切れた後の出国?
それとも切れる前?

なんか面白そうなエピソードがありそうだね。
  1. URL |
  2. 2008/02/17(日) 10:33:45 |
  3. jun #-
  4. [ 編集]

読んでたら自分の旅が終わる時のことを思い出して胸が熱くなりました。
本当にお疲れさまでした。
写真見せてもらうの楽しみにしてますよ。
  1. URL |
  2. 2008/02/17(日) 23:15:09 |
  3. ミッシー #-
  4. [ 編集]

一年間お疲れ様でした。
なんか読んでて、最初に一緒に行ったパブとか思い出して懐かしい!!って思っちゃいました。
いろいろ良い旅したみたいで!!
来年はアドバイスでも頂戴したいので宜しくね。
  1. URL |
  2. 2008/02/18(月) 12:23:32 |
  3. motoki #-
  4. [ 編集]

寂しいような、ホッとしたような、
不思議な気分です。
また後記も楽しみにしています。

お帰りなさい!


  1. URL |
  2. 2008/02/18(月) 17:48:21 |
  3. かちゃら #5o3Gq.nI
  4. [ 編集]

本当に、’お疲れ!’
今は、日本だよね?
読んでて、いろいろ思い出したよ。相棒も’お疲れ’だわな。
日本へ’おかえりなさい’だね。では、また。
  1. URL |
  2. 2008/02/18(月) 20:01:59 |
  3. kanae #-
  4. [ 編集]

>鍵コメさん(2008/02/16(土) 18:21:10)
そう、でもオーストラリア出国の日ですが帰国ではありません(笑)。
続きがありますので、もしよかったらそちらの方もまた見てくださいね。

楽しかったかな、やっぱり。
大人の特大夏休みみたいな感じです。

そっかー、ミニミニだけど卒業旅行楽しんでね。
それからメールも送っといたよ。


>junさん
ごめんなさい、一周後にまた会いましょうと約束しながら
会いに行く事ができませんでした。
こんな結末になるとは自分でもまったく思ってもよらずで…。

そして日本じゃないんですよ。
ビザは出国日当日までで、本当に最後のギリギリのところで出国しました。
なおかつ、実は出国も無事じゃなかったんです。

詳しくはこの日記の続きをご覧頂ければと思います。


>ミッシー
ありがとう、こんな日記でも誰かを熱くさせる事ができて嬉しいです。
色々あるよね、旅って。
そして本当にヘトヘトに疲れました。
なのに次を始めちゃったけど…。
これもやっぱり、「旅って楽しい」からだと思います。

ええ、俺なんかの写真でよければいくらでもお見せしますよ。
でもプロの目で判断されるとガチガチに緊張しそうですが(笑)。
というわけで、帰国したら折にはぜひともラウンド反省会を開きましょう。


>motoki
こんにちは。どう、日本での生活は?

ああ、あのGold Coastのパブでお互い奢りあったのが懐かしいね。
もう一年も経ったなんて時間の速さに驚くよ。

そして、うん、なんでも聞いて。
俺が知っている情報は全て教えてあげるから。
このブログの情報は1、2割程度の事しか書いてないんだよ。


>かちゃらさん
えーっと、まだ帰ってないんです、ハハ。

実は僕の方はそんなに寂しくなかったんですよ(笑)。
オーストラリアを出る前、
車の件でゴタゴタがあったのと(状況的には更に悪くなっています)、
次の国の事で頭が一杯だったので、
なんか余韻に浸れる暇がなかったんです。

まだ日記の続きがあるので、よろしかったらそちらの方もご覧くださいね。


>Kanae
帰国ではありません。
出国先に関してはご存知のはずでは?
それとも、あなた一流のジョークなのかな?
  1. URL |
  2. 2008/02/21(木) 06:08:52 |
  3. moonwatcher #-
  4. [ 編集]

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Author:moonwatcher
気がついてみたらドロップアウト。
1年4ヶ月間、オーストラリア・ニュージーランド放浪をし、日本へ帰国。
さあ、明日はどこに行こう?

感謝のお便りは:esesplash@hotmail.com

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