3/9(sun) Greymouth - NelsonGreymouthは、文字通りGrey川の河口に面した町なのだが、
このGrey川、過去に何度も大きな河川の氾濫を起こしている。
約20年前に、Great Wall of Greymouthという大堤防を作り、
ようやくその水害から解放されたのだそうだ。
Nelson(ネルソン)行きのバスが午後1時半発なので、
それまでは町の中の観光。
昨日行ってみようと思った、昔のBank Of New zealand銀行ビルの中に作った、
アートギャラリーを覗いたりする。
1時頃に駅前のバス停に行ってバス待ち。
そして約20分後、InterCityのバスに乗り込む。
今日来たFox Gracierからのバスはメチャ込みだったのでちょっと焦ったが、
やはり半分ぐらいはTranzAlpineの乗客だったらしく、
Greymouthで降りてくれたので一安心。
1時半、Greymouthを出発。
揺られる事45分後、Punakaiki(プナカイキ)に到着。
しばらく休憩がてらのバスストップ。
ここはパンケーキみたいな岩の、文字通りPancake Rocksで有名。
オーストラリアでこれでもかと言うほど見てきた「岩」なので、
岩ではちょっとやそっとの事では驚かないよ、という態度で臨んだのだが、
これが以外に良かった。
ホットケーキを何層にも重ねたような岩をしている。
これはなかなか面白い。
そしてWest Portは素通りして、ひたすら北へと向かう。
West Coast沿いは道が本当に道路状況が悪い。
距離はあまりないのだが、こんなにクネクネとしていたら、
全くスピードは出せない。
大体GreymouthからNelsonまで300Kmぐらいだが、
この道のりを、休憩を含めて6時間かけて進む。
ようやく夜の7時半、Nelsonに到着。
この街は自分がニュージーランドで一番訪れたかった街である。
バスを下車すると、もう夕方なのにかなり暖かい。
今までの町は、このぐらいの時間だと既に涼しいか寒いのどちらかだったので、
Nelsonの夜は、ニュージーランドに来てから初めて心地良いと思った。
おかげで顔もほころぶ。
InterCityのバス停からすぐのYHAに向かってチェックイン。
で、朝食のパンとスクランブルエッグしか今日は食べていなかったので、
かなりお腹が空いていた。
とりあえず、食材だ!
というわけで、
おっ買い物♪ おっ買い物♪ "woolworths"で、おっ買い物♪
オーストラリアでお世話になったスーパーマーケット、woolworthsだが、
ニュージーランドでも店舗を展開しているのである。
この情報はオーストラリアにいる時にゲット済み。
ニュージーランドでも"Homemade"ブランドの食材が手に入るのは嬉しい。
ちなみに、colesの方はオーストラリア国内のみ。
夕飯を食べた後、夜はウダウダと写真整理や日記書き。
そしてボンヤリと考え事など。
Pancake Rocks, Punakaiki, Paparoa National Park
3/10(mon)
Nelson day2朝、YHAから出て3秒で抱いた感想は、
「Nelson、いい!」
からっと晴れてて、外の空気がすごく快適。
まずは中心街のTrafalger Street(トラファルガー通り)へ。
満開に咲いた花の植木鉢が吊らされており、なかなかお洒落なストリート。
このストリートを中心として街が発展している。
近代的なビルのインフォメーションで情報収集した後、
辺りを歩いてみる。
街中で目立つ建物は市庁舎だったりするのだが、この建物だったらまあよし。
ニュージーランド人が選ぶニュージーランドで最も住みたい街が、ここNelsonである。
実際、オーストラリアで会ったキーウィの誰に聞いても、
「Nelsonはいいよ!」
という返事が返ってくる。
ニュージーランド一の晴天率。
多くの芸術家が住む街。
Abel Tasman National Parkを筆頭に多彩な国立公園群。
文字にするとなるほどな、と思いながら、
いざ実際にNelsonの街を歩いてみると確かにウキウキしてくる。
このウキウキした感じがある時は、ほぼ大抵その街を気に入った証拠だ。
まだ1日しか滞在していないが、
どうやら、ニュージーランドでかなり好きな街になりそうな予感がする。
小学校にあった壁画が松本大洋チックだったりするし、
ただのコンテナターミナルも青い空には悪くない印象。
郊外にあるTahunanuiビーチまで海岸沿いの道路を散歩がてら歩く。
燦々と照りつける太陽が気持ちよく、絶好のプラプラ日和。
カヤックをやっている人が気持ち良さそう。
色々な人がジョギングをしたりサイクリングをしたりとそれぞれ楽しんでいる。
ビーチに到着。
西オーストラリアの半端ではない海を見たので、
まあここは普通の感じだが、ぼんやりと過ごすのには悪くない。
実際、このぐらいの街の規模の海にしては十分綺麗だと思う。
帰りは丘沿いの住宅地周りでCity Centreに戻る。
高級そうな家でいっぱいだが、嫌味が無いので好感。
常緑樹の中で一際目立つ、黄色いカエデが印象的だ。
"Nelson"と同じような雰囲気を味合える街が他にもあるか考えてみたのだが、
ちょっと簡単には思いつかない。
まさにこの感じは、ニュージーランドのNelsonでしか味わえないのではなかろうか。
Rock Rd, Nelson
3/11(tue)
Nelson day3WOW museumに行く。
WOWとは、"World Of WearableArt"の略であり、
WOW museumの正式名称は、"World of WearableArt & Collectable Car museum"。
つまりは着られる芸術とビンテージ車の博物館である。
この「着られる芸術」とはなんぞや? というと、
服をアバンギャルドなアート作品としてデザインし、
それを着こなそう、という芸術。
年に一度、"World Of WearableArt Awards"コンテストを開き優勝作品を決めているのだが、
ここ近年で最も斬新なアートとして世界的に注目されているコンテストなのである。
そのコンテストでの受賞作品、優秀作品が、
ここNelsonのWOW museumに展示されているのである。
このWearableArtというコンセプトだが、ここNelsonで生まれた。
2004年まではこの地で、このWOWのコンテストも開かれていたのだが、
Nelsonではどうしても規模が限られている為、
現在はWellington(ウェリントン)の方に会場を移している。
しかしNelsonには、その発祥の地としてビンテージカーのセクションと共に、
このWOWの展示館が建てられているのだ。
このWorld Of WearableArtに以前から興味があったので、
Nelsonに来たら、必ず行ってみようと思っていたのだ。
詳しい事は"
World of WearableArt"や"
WOW museum"のWebで。
まずはビンテージカーセクションに行くと、
入り口には、いきなりデロリアンがお出迎え。
Fort A型、ムスタング、シボレー等のアメリカ車がどちらかというと多いが、
フェラーリ308、ベントレー、BMWシュミット等も置いていて、
なかなか楽しい。
ところでTriumphって車も作ってたんだ。知らなかった。
知ってた、ミッシー?
"Holden Go"というフレーズでお馴染みのオーストラリアの国民車、
Holden(GMだけど)のspecialというビンテージカー。
2006年までのregiが張られていたので、その年まで現役で動いていたのか。
いやー、頑張るね。
関係ないけど、日本では売られていないHoldenだが、
敢えてCommodoreあたりを個人輸入して、日本で乗ってる人がいたら、
本気でその人をレスペクトする。
さすがにHoldenは日本で見たことはない。
日本車の展示は、車はNSX、バイクはVFR750の2台のみ。
やはり尖ったものを作る日本メーカーはホンダという事か。
そして次に、WearableArtセクションの方に行ったのだが、
こちらの方は残念ながら写真撮影禁止。
なので展示室の写真は収めていないが、
感想はと言うと、賭け値なしで素晴らしかった。
欽ちゃんの仮装大賞に毛が生えたような代物から、
目を釘付けにさせるような艶やかな服まで色々と飾られてある。
面白いのは、ブラジャー部門のコンテスト、「ビザール・ブラ」部門というものがあり、
全く持って実用性無しの、見た目の奇抜さだけで一番のブラジャーを選ぶというもの。
植木鉢とか、蜂の巣とか、魚の頭とか、
カップの先端部分が水鉄砲になってるブラってどうよ?
服に興味があるとか、アートに興味がある人、
変なものが好きな人なら誰にでもお勧めする。
ビンテージカーのセクションにもこのWearableArtの服が何点か飾られており、
そちらの方は撮影許可なので、その写真を載せる。
帰りはバスの時刻表が分からなかったので、歩いて帰ることに。
1時間とか1時間半に一本とかいうレベルしかないので。
約1時間半かけて7Kmの道のりを歩く。
Nelsonの海岸沿いは、歩いていると本当に気持ちいい。
ビザール・ブラの一つをご紹介。ハチが飛んでいる
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- 2008/03/15(土) 06:11:06|
- 旅行記 NZ
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